遷延性意識障害の患者が療養する香川・高松での病院探しはむずかしいです

交通事故でケガをすると、患者の看病と加害者との交渉で本当に疲れます。

さらに、ケガが重くて遷延性意識障害になると、それだけでなく、後遺障害等級の申請をするという作業も加わって、もうクタクタ、とても家族だけでは手が回らない状態です。

 
私は、息子がバイク事故で頭を打ち、遷延性意識障害を発症、植物状態になりました。

いくら思い病気やケガでも、日本の医療はいつまでも同じ病院で治療を続けることができないシステムになっているのをご存じですか?

私は、交通事故の加害者と慰謝料を話し合う一方で、息子が入院する病院探しでクタクタになりました。

もちろん、ある程度は保険会社がさまざまな手続きを手伝ってくれますが、それはあくまでも加害者側の代表として行うサービスですから、被害者のためを心から思ってしてくれるとは思えません。

 
たとえば、息子の療養先を探している時、保険会社が遷延性意識障害の患者を受け入れられる医療機関のリストを私にくれました。

自分で病院を探す手間が省けて助かると思って喜んだのもつかの間、実際に病院を見学にしにでかけると、いろんな問題が浮かび上がってきました。

ある病院は、構内がバリアフリー化されていないので、息子を車椅子に乗せて移動する際に問題がありました。

もう一つの病院は、老人の療養施設で、ケガをした若者が入院するにはふさわしくない場所でした。

 
私が、息子を長期入院させる医療機関が見つからなくて困っていた時に相談に乗ってくれたのが、交通事故による遷延性意識障害にくわしい弁護士です。

賠償金の問題だけでなく、入院先を選ぶ際にも、本当に遷延性意識障害患者を受け入れるのにふさわしいか調べてくれたので助かりました。

おかげで、息子の長期療養に向いた設備の充実している病院に入院できました。

 

ですが、まったく不安がなくなったわけではありません。

~6カ月間は入院できるかもしれませんが、もしものことを考えて次の入院先の候補も探しておかなければいけないからです。

 

転院も暗黙のルールーがあるようで、A病院とB病院を行ったり来たりと言うのは、受け入れてもらいにくいらしいのです。

なので、あと最低2か所は、長期入院にふさわしい病院を探しておかなければいけません。

もし、見つからないとなると、いったん自宅で数か月療養した後、また入院と言うことになり、私や妻も息子を介護しきれるか自信がないため、一番避けたい状況でした。

また、一度自宅療養してしまうと、病状が悪化するなどがないと入院の優先順位が下がってしまうらしく、私の病院探しは継続して続けなければいけません。

 

それ以上に心配なのが、一生かかり続ける入院費です。

いくら補助を受けているとはいえ、8万円以上の毎月の出費に加え、おむつなどの介護用品は一部実費負担がありますので、私が仕事をしているとはいえこの先どうしたらよいのか悩んでいた時期もあります。

 

加害者側の保険会社との交渉は弁護士にお任せしていたので、金額についてはまだ納得できそうなものに落ち着きそうですが、「私も妻も亡くなったら…」と思うと、息子が不憫でなりませんでした。

しかし、弁護士にその点も合わせて相談すると、私や妻の死亡後の財産を息子の代わりに管理して、息子の治療費の支払いをしてくれる成年後見人の制度があり、弁護士も成年後見人となることができると教えてもらえました。

 

私たちの死後、弁護士に成年後見人となってもらえるように現在手続き中ですが、少しでも不安が取り除けたので、弁護士に相談して正解だったと思います。


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