交通事故で中途障害者になった人に対する支援をもっと充実させてください

■中途障害者の公的支援がほとんど期待できない現状

介護保険を受けることができるのは65歳以上の人だって知っていましたか?(多少の例外はアリ)。

介護保険料は年金から差し引かれて、年金の残りの金額を受給することになるので、年金受給者からは、絶対に介護保険費用の取りはぐれがないというわけです。

 

でも、65歳未満の人にとっては、実に使えないサービスですよね。

介護という意味は、自立できず人の助けがいる状態を指すわけでしょう?

だったら、交通事故で遷延性意識障害になった人も、介護を必要としているという意味では、介護保険を使えれば良いのにと思います。

それなのに、介護保険は福祉という観点から作られた制度で、医療のことがおろそかになっていると思わざるを得ません。

 

■遷延性意識障害の患者の受け皿がない!

介護保険に限らず、今の日本の医療制度は、交通事故の被害者の支援制度がほぼゼロといっても良い状態です。

交通事故で遷延性意識障害などの後遺障害が残った人のことを中途障害者と呼ぶそうですが、優先順位は、老人>先天性の障害者>・・・・最後に中途障害者の順です。

そもそも、植物状態になった患者に対して3カ月ごとに転院を促すなんて、虐待にも等しい行為ではないでしょうか?

 

一般病床に3カ月以上入院していると病院の儲けが極端に少なくなるのが理由だと言われていますが、かといって、長期入院できる療養病床を備えている病院は香川・高松でも限られています。

国には、医療制度を改革して交通事故で遷延性意識障害になった患者のような中途障害者がもっと充実した医療を受けられるようにしてほしいと思います。

 

■相談先が少ない現状

遷延性意識障害の患者を抱える家族にとって、経済的なこと、医療的なこと、介護によるストレスの不安など、たくさんの悩みを抱えています。

 

相談しようにも身近に同じように遷延性意識障害の患者を抱えた家族の方もいませんし、家族会があったとしても患者を置いて参加するのは容易ではありません。

地域の保健師やケースワーカーの方が、医療や医療費の助成に関してはアドバイスしてはもらえますが、経済的なことになると「区役所の生活保護課で相談してください。」「弁護士の法テラスで聞いてみた方がいいのでは?」と言われてしまい、悩みをまとめて聞いてもらえるような公的機関もありません。

 

また、遷延性意識障害の事例は少ないためか区役所などの窓口によって回答が違い、そのたびに右往左往することもしばしばです。

毎日、肉体的にも精神的にもクタクタになってしまっているのに、相談どころか愚痴すらも言えるところがなく、鬱々と患者のお世話としている人も少なくないと思います。

 

医療制度が整っていないだけでなく、相談先ですらほとんどない状況を理解しているのでしょうか?

遷延性意識障害の患者が十分な医療を受けられず、一番苦しんでいるとは思いますが、家族も同じように苦しんでいることに国にもっとわかってほしいです。

 

たとえ今すぐ医療施設や医療制度が整えられないとしても、そういった相談窓口すら整備できないのかと思うと、遷延性意識障害の患者や家族は見放された気持ちになってしまいます。

 

重ねて言いますが、交通事故で遷延性意識障害患者となってしまった中途障害者であっても、もっともっと相談できるところを増やしたり、充実した医療が受けられるように、一日でも早く取り組んでくれるように願っています。

 

 

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