遷延性意識障害を負った場合の平均余命の計算方法は? 徳島県阿南市 R・O様

【質問】

自分の家族が交通事故に遭うというのは、そのときになってみないと実際にイメージはできないものです。

私の母は徳島県阿南市で交通事故に遭い、遷延性意識障害と診断されました。

加害者が居眠り運転をしたのが理由の交通事故で、憎しみの気持ちは一生消えることはないと思います。

 

母はこれから植物人間となり、自力で起き上がることも話すこともできません。

たったひとりの家族である私がこれから支えていくつもりではあるものの、これからの介護費用を考えると不安がいっぱいです。

もちろん、できるだけ加害者に慰謝料を請求するつもりではあります。

 

ひとつ気になる点は、母は今現在50代です。

母の年齢を考慮して今後の平均余命から加害者に請求できる慰謝料も大きく変わっていくと知りました。

若い年齢の方と比べると、平均余命が短くなるのは理解できます。

ただ、母が平均余命よりも長く生きるとした場合に、その先の介護費用を受け取れないことになってしまうのが不安です。

 

お金がなくて本当に介護をしていけるのかと思う部分もあって、弁護士の先生にはこの部分について教えていただけると助かります。

 

【回答】

徳島県阿南市のR・O様、ご質問いただきありがとうございます。

 

遷延性意識障害に限らず、交通事故で重い後遺症を負った場合には、被害者の余命が何年なのかで損害賠償金は大きく変わります。

注意しないといけないのは、保険会社は被害者の余命を短く見積って介護費用を少なく算出することが少なくない点です。

 

裁判では、遷延性意識障害患者の余命として平均余命が認められた判例もあります。

保険会社のいいなりになってしまうことで大きな損をしてしまうこともないわけではありません。

 

保険会社が主張する平均余命分の介護料しか認められない場合に、それ以降の介護費用がどうなってしまうのかという不安を抱えるのは当然といえます。

重要になるのはやはり保険会社としっかり交渉することです。

適切な介護料が算定されれば、お金の面での心配は軽減されるのは間違いありません。

 

保険会社は自分たちに都合の良い主張をしてくる可能性があるのは頭に入れておくべきです。

弁護士に依頼しての対応も視野に入れるのも大切といえます。

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