夫の親が遷延性意識障害と認めない。示談交渉はどうすれば? 岡山県備前市 H・N様

【質問】

結婚と同時に夫の地元である備前市に引っ越し、夫の実家とは同じ備前市内で、車で30分ほど離れています。

夫の両親とはお正月やお盆などの行事に顔出しする程度で、つかず離れずでうまくできていると思っていました。

 

半年前に、夫が備前市内の県道で玉突き事故の被害者となり、遷延性意識障害で現在も入院中です。

交通事故から半年が経ち、医師との間でも遷延性意識障害で症状固定の話が出ており、保険会社も遷延性意識障害を前提とした示談交渉を持ちかけられています。

 

私たち夫婦には子供が二人おり、主人の交通事故で収入がなくなってからは貯金を切り崩す生活になっているため、示談交渉を始めたいと思っています。

 

しかし、最近になって夫の両親が「息子が遷延性意識障害とは認めない!」と言って、示談交渉を妨害するようになりました。

加害者側の保険会社にも直接連絡しているようで、ほとほと困っています。

弁護士に依頼すれば、夫の両親からの妨害を防ぐことはできるのでしょうか?

 

【回答】

岡山県備前市のH・N様、ご質問いただきありがとうございます。

 

交通事故の示談交渉の権利は、交通事故の本人にあります。

ですが、遷延性意識障害などで本人の意思確認ができない場合は成年後見人が、本人の代わりとなり示談交渉を行うことになります。

 

備前市のH・N様の場合、遷延性意識障害の夫に妻及び子供がおり、両親とは別居しているため、主たる代表者は妻であるH・N様が相当だと思われます。

しかし、妻といえども夫の成年後見人になっていなければ、保険会社との交渉が出来ないため、早急に弁護士に相談をして、家庭裁判所に成年後見人の認定手続きを取る必要があります。

 

また、保険会社に対しても「示談交渉の権利は成年後見人の妻がするため、その他の親族からの示談には応じないで下さい。」と、連絡をしておいた方がよいでしょう。

この場合も、弁護士のほうから保険会社に連絡をしてもらった方が、示談交渉もスムーズに進むため、早期に弁護士に相談をした方がよいでしょう。

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